メリットや費用、注意点を解説します。
こんにちは。
外壁塗装のプロ、佐伯塗装です。
今回は、外壁塗装におけるシーリング工事について、その目的や種類、施工方法、メリットや費用、注意点などを詳しくご紹介します。
シーリング工事は、外壁の防水性や耐久性を高めるために重要な工事ですが、その内容や必要性について知らない方も多いのではないでしょうか?
この記事を読んでいただければ、シーリング工事に関する基礎知識が身につき、外壁塗装の際に役立てて頂ければと思います。
それでは、早速見ていきましょう。
シーリング工事とは?
シーリング工事とは、外壁の目地やサッシ周り、外装付属品などの取り付け周り、屋根やバルコニー等の隙間を防水、雨仕舞のためシーリング材で充填する工事のことを言います。
シーリング材とは、ゴム状の柔らかい材料で、液状で充填し、乾燥すると固まって水の浸入を防ぐ効果があります。シーリング材には、ポリウレタン系、変成シリコーン系、シリコーン系などの種類があり、それぞれ特徴や用途が異なります。
シーリング工事は、外壁塗装と同時に行うことが一般的ですが、シーリング材は紫外線や温度変化などの影響で劣化するため、定期的なメンテナンスが必要です。
シーリング工事のメリット
シーリング工事を行うメリットとしては、以下のようなものが挙げます。
雨漏りを防ぐ
シーリング工事によって、外壁の隙間から雨水が侵入するのを防ぐことができます。
雨漏りは、外壁や下地の劣化だけでなく、カビや結露、シロアリなどの発生や、電気設備のショートなどの危険性を高める原因になります。シーリング工事は、建物の防水性を確保し、安全性や快適性を守るために必要な工事です。
- 外壁の寿命を延ばす
シーリング工事によって、外壁の隙間から水や汚れが侵入するのを防ぐことで、外壁の劣化を遅らせることができます。
外壁は、日々の風雨や紫外線などの環境にさらされていますが、シーリング工事は外壁の保護の役割も果たします。
シーリング工事は、外壁の寿命を延ばすために有効な工事です。
- 外観を美しくする
シーリング工事によって、外壁の隙間やひび割れを埋めることで、外観の美しさを保つことができます。シーリング材は、外壁塗装色と同色にすることができるので、目立たないように仕上げることができます。
シーリング工事は、外観の美しさを高めるために効果的な工事です。
シーリング工事の費用
シーリング工事の費用は、以下のような要素によって変わります。
- シーリング材の種類
シーリング材には、ポリウレタン系、変成シリコーン系、シリコーン系などの種類があり、それぞれ特徴や価格が異なります。
一般的には、ポリウレタン系が最も安価で、変成シリコーン系が中価格帯で、シリコーン系が最も高価です。
しかし、耐久性や防水性などの性能も異なるので、価格だけでなく目的や用途に合わせて選ぶことが大切です。
- シーリング工事の工法
シーリング工事には、増し打ち工法と打ち替え工法の2種類があります。
増し打ち工法は、既存のシーリング材の上から新しいシーリング材を重ねて打つ工法で、手軽に行うことができますが、耐用年数が短くなります。
打ち替え工法は、既存のシーリング材を全て撤去して新しいシーリング材を打つ工法で、費用は高くなりますが、耐用年数が長くなります。
一般的には、打ち替え工法が推奨されています。
- シーリング工事の範囲
シーリング工事の範囲は、外壁の目地やサッシ周り、外装付属品などの取り付け周り、屋根やバルコニー等の隙間などがありますが、それぞれの箇所の長さや幅、深さなどによって費用が変わります。また、シーリング工事の範囲が広いほど、工事にかかる時間や手間も多くなります。
シーリング工事の費用は、上記の要素によって変わりますが、一般的な目安としては、以下のような相場があります。
-シーリング材の種類
- ポリウレタン系:約400~600円/本(350ml)
- 変成シリコーン系:約500-700円/本(350ml)
- シリコーン系:約300~500円/本(300ml)
- シーリング工事の工法
- 増し打ち工法:約400~800円/m
- 打ち替え工法:約600~1000円/m